マジック映画おすすめランキング ベスト7【ネタバレなし】
マジックやイリュージョンを題材にした映画には、長く愛され続ける名作が揃っています。この記事では、マジック好きの間で定番として知られる7本を、ランキング形式・ネタバレなしで紹介します。(この記事は、六本木のマジックバー BAR21 が運営するメディアがお届けしています。)
作品はすべて Amazon のプライム・ビデオ(レンタルまたは購入)で視聴できます。プライム会員の見放題対象になっている時期もあるので、まだ会員でない方はプライムの30日無料体験から入るのが一番安上がりです。
この記事の選び方(選定基準)
紹介する7本は、次の3つの基準で選んでいます。①公開から時間が経っても繰り返し話題に上がる定番であること、②マジックやショーの面白さが物語の中心にあること、③ネタバレを避けても魅力を伝えられること。ジャンルはミステリー、コメディ、ミュージカル、ノワールまで幅広く揃えたので、その日の気分や一緒に観る相手に合わせて選べる並びになっています。なお、順位は、レビュー件数や評価、長年視聴され続けているかといった、誰でも確認できる公開情報を目安に編集部が整理したものです。特定の専門家の推薦ではありません。
| 順位 | 作品 | こんな人・こんな夜に |
|---|---|---|
| 1位 | プレステージ(2006) | じっくり考察したい夜に |
| 2位 | グレイテスト・ショーマン(2017) | 家族で・気分を上げたい日に |
| 3位 | グランド・イリュージョン(2013) | 友人とわいわい観たい夜に |
| 4位 | イリュージョニスト(2006) | 恋人と静かなミステリーを |
| 5位 | ナイトメア・アリー(2021) | 1人で深く没入したい夜に |
| 6位 | グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016) | 1作目が気に入ったら続けて |
| 7位 | マジック・イン・ムーンライト(2014) | 軽やかなデートムービーに |
第1位: プレステージ(2006)
クリストファー・ノーラン監督。19世紀ロンドン、2人の天才マジシャンの命を削る競争を描く傑作です。マジックという芸の本質——観客を騙すためにどこまで人生を賭けられるか——を正面から描いた作品として名高く、マジック映画の話題ではまず名前が挙がる定番中の定番です。構成そのものがマジックの三幕(確認・展開・威光)になっている点は、何度観ても唸ります。
主演はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイル、原作はクリストファー・プリーストの同名小説です。伏線の張り方が緻密で、2回目の鑑賞で印象が変わるタイプの作品としてよく挙げられます。観終わったあとに感想を語り合いたい相手との鑑賞に向いた一本です。
第2位: グレイテスト・ショーマン(2017)
厳密にはマジック映画ではなく「ショービジネスの祖・バーナム」の映画ですが、あえて入れました。ショーとは何か、観客はなぜ「騙されに」来るのか——この問いを真正面から描き、公開から年月が経った今も愛され続けている作品です。ミュージカルとしても一級品。
ヒュー・ジャックマン主演。劇中歌の数々は公開後も広く親しまれており、音楽目当てに繰り返し観る人が多いことでも知られています。物語はシンプルで観やすく、家族での鑑賞や、気分を上げたい日に向いています。
第3位: グランド・イリュージョン(2013)
マジシャン4人組が魔法のような大強盗を仕掛けるエンタメ大作。現実には難しそうな派手な演出も多いのですが、ミスディレクション(注意のそらし方)の説明が劇中に何度も出てくるのは秀逸で、観たあとにマジックバーに来ると仕掛けの見方が変わります。マジック入門として楽しめる作品として人気の高い一本です。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソンら人気キャストが揃ったシリーズ第1作。テンポが速く前提知識も不要なので、友人や家族と気軽に盛り上がりたい夜の1本として選びやすい作品です。「騙される快感」をまず体験してみたい人の入口にぴったりの定番です。
第4位: イリュージョニスト(2006)
エドワード・ノートン主演。同年公開の『プレステージ』と並べて語られる、世紀末ウィーンのマジシャンの恋愛ミステリー。こちらは「ステージ上の所作の美しさ」が見どころで、劇中のイリュージョンの見せ方は今のクロースアップマジックにも通じる品があります。
原作はスティーヴン・ミルハウザーの短編小説。派手さよりも静かな余韻を残すタイプの作品なので、落ち着いた気分でミステリーと恋愛を同時に味わいたいときに向いています。『プレステージ』と同じ年に公開された「マジシャンもの」として比較されることが多く、2本続けて観ると対照的な作りの違いまで楽しめます。
第5位: ナイトメア・アリー(2021)
ギレルモ・デル・トロ監督。カーニバルで読心術(メンタリズム)を覚えた男の栄光と転落を描くノワール。「コールド・リーディング」の技法が物語の核になっていて、メンタリズム好きには堪らない一本。夜のバーで観る映画としては最高の空気を持っています。大人向け。
ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェットら豪華キャストの共演も話題になった作品です。1940年代の小説を原作としており、華やかさよりも人間の危うさをじっくり描くタイプなので、静かに没入したい夜の1人鑑賞に向いています。この7本の中では最も重厚な後味で、シメの1本という位置づけがしっくりきます。
第6位: グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016)
続編。前作より「手先の技術(スライハンド)」の見せ場が増え、雨のシーンのカードシークエンスは、名場面として語られることの多い見どころです。1作目が気に入ったら続けてどうぞ。
シリーズ2作目にあたり、前作の登場人物たちの関係を踏まえた展開が中心になるため、順番どおりに観るのがおすすめです。舞台の一部が海外へ移り、スケールが一段大きくなるのも見どころ。1作目と同じく気軽に楽しめるトーンなので、休日に続けて一気に観る「2本立て」にも向いています。
第7位: マジック・イン・ムーンライト(2014)
ウディ・アレン監督。1920年代、天才マジシャンが「本物の霊能力者」を暴きに行くロマンティック・コメディ。マジシャンという職業の核心——「不思議」を作る側は世界一の懐疑主義者である——を軽やかに描いた、隠れた人気を持つ一本です。
主演はコリン・ファースとエマ・ストーン。南仏の明るい風景の中で進む会話劇で、上映時間も比較的コンパクトなため、重い映画の気分ではない夜にちょうどよい一本です。信じることと疑うことをめぐる軽妙なやり取りが持ち味で、デートムービーとして選ばれることも多い作品です。
どれから観るか迷ったら
迷ったときは、まず第1位の『プレステージ』から入るのが順当ですが、観るシチュエーションで選ぶのも早道です。友人とわいわい観るなら第3位『グランド・イリュージョン』、じっくり考察したい夜は第1位『プレステージ』、恋人との鑑賞なら『イリュージョニスト』か『マジック・イン・ムーンライト』、家族で観るなら第2位『グレイテスト・ショーマン』が定番の組み合わせです。1人で深く没入したい日は『ナイトメア・アリー』を。どれもあらすじを調べすぎず、まっさらな状態で観はじめるのがおすすめです。
観る前に: 一番安く観る方法
上記の作品は時期によって「プライム見放題」に入ったり外れたりします。レンタル(数百円)で1本ずつ借りるより、まずプライムの30日無料体験で見放題対象を確認してから、対象外の作品だけレンタルするのが最も安く済みます。
本物のマジックを観たくなったら
映画のマジックはカット割りの魔法ですが、目の前で起きる本物の不思議は、映画では絶対に味わえません。東京・六本木の BAR21 では、毎晩現役マジシャンによるマジックショーを開催しています。誕生日や記念日のサプライズにもどうぞ。